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【極悪女王】感想!残虐でピュアで目が離せない!昭和の女子プロレス(ネタバレあり)

感想


Netflixで【極悪女王】を観ました。

女子プロレスには1ミリも興味を持つことなく50代も半ばになったワタクシですが

評判が良いのでお試しに1話だけ・・・っと思って観始めたら

止まらなくなり一気に最終話(5話)まで観てしまいました。

 

※以下ネタバレあります。

 

 

 

 

 

初っ端からハート鷲掴み☆ビューティ・ペア登場

 

 

始まって直ぐに「駆け巡る青春」を歌うビューティ・ペアが登場します。

なっ・・・懐かしすぎる・・・

子どもの頃の記憶が蘇ります。

 

マッハ文朱の女子プロレスラー時代は全く記憶にありませんが

ビューティ・ペアはよ~く覚えています。

「駆け巡る青春」はその振り付けも含め覚えているくらいには

当時、歌番組にも引っ張りだこ、同級生もみんなが知る人気者でした。

 

小学生だった私の周りではジャッキー佐藤人気が高かった記憶です。

試合している所は見たこと無いけれど・・・

駆け巡る青春で心鷲掴みにされるなんて予想外だぞwww

 

そんなジャッキー佐藤、演じていた方が

顔は全然違うのだけど、歩き方とか佇まいが何だか似ているんですよ。

とても研究されているなと思いました。

 

 

 

キャストの女優魂が凄い

 

 

女優魂・・・ではなく今の時代は「役者魂」と言わなきゃいけないのかしら?

 

クラッシュ・ギャルズのライオネス飛鳥役を剛力彩芽

長与千種役を唐田エリカ、キャストを知った時には

あの線の細い女優2人にプロレスラー役とか無理ありすぎると思いました。

 

っが、10キロの増量と厳しいトレーニングを経て

見事にプロレスラー役を演じている姿に

不覚にも目頭が熱くなりましたよ。

これを女優魂と言わずして何と言うのか!!!

 

剛力彩芽の身体能力の高さも素晴らしくて

技の名前とか分からないけれど

あの助走付けてのキックとか、ブリッジからひょいっと起き上がるのとか

もうとにかくカッコいいです。

 

バカの一つお覚えみたいに

「凄い!」という言葉しか出てこなくなりました。

 

唐田エリカもいろいろと世間を騒がせましたが

今後俳優としての活躍の場を広げていく予感しかしません。

ひと皮もふた皮もむけた感じです。素晴らしいです。

 

 

 

 

ダンプ松本(ゆりあん)の葛藤

 

 

ゆりあんの怪演もこれまた凄かった。

もうどこからどう見ても極悪非道の【ダンプ松本】でした。

 

優しさゆえなかなかヒールに徹することが出来なかった松本薫が

ダンプ松本へと変貌を遂げるシーンは

ちょっぴりジョーカーを思い出しましたよ。

 

ビューティー・ペアのジャッキー佐藤に憧れ、プロレスが好きで

悪役レスラーなんぞ望んでいなかった彼女が、勝手な親に振り回され裏切られ

様々な憤りの中でヒールとして覚醒します。

 

人間ここまで振り切れるものか・・・?

 

ただ極悪ヒールとして活躍するようになってからの

心の葛藤を描くシーンは意外と少なかったので

話数をもう少し増やしても、その辺りを丁寧に描いて欲しかったなとは思います。

 

 

 

胡散臭いという先入観を跳ね返す熱量

 

ダンプ松本が活躍していた時代も

私は女子プロレスをまともに観たことがありません。

 

格闘技なのに武器を手に持つとかとんでもない事と思っていましたし

その行為で即退場にならず試合続行とか?

台本ありの演技でしょ?っと思っていました。

 

プロレスの世界・・・胡散臭いし特殊過ぎる!!!

 

実際劇中、勝敗がコントロールされていることが分かります。

勿論、どちらが勝つか決めないままの試合もありますが

殆どが決められている印象です。

 

本来負けなければならない側が、試合に勝ってしまうことを

「ブック破り」と言っていました。

このドラマで初めて聞く言葉だったわ。

 

そんな中でも最終的な結果以外のところでは

真剣勝負が繰り広げられ

様々な葛藤の中で選手たちが戦っていることが伝わってきます。

 

それが良いとか悪いとかブツクサ言っている暇がないほど

ストーリーに惹きこまれていくから不思議なんです。

 

あとクラッシュ・ギャルズの「炎の聖書」や「東京爆発娘」の

歌唱シーンを観て、当時歌番組やバラエティで

この2人をよく観たな~っと懐かしさも感じました。

昭和ノスタルジーーー♪

 

 

 

流血多し!しかしそれが真実

 

 

ダンプ松本がヒールとして活躍し始めると

試合中の傍若無人ぶりが目を覆いたくなるほど本当に酷いです。

武器持つなよ!っと呟かずにはいられません。

フォークとかホントやめて!!!って思います。

 

流血シーンも多いです。痛々しくて直視できない場面もありました。

どこからどう見てもやり過ぎ感が否めません。

・・・っがしかし

 

極悪女王を観終わった後に実際の映像を漁ったら

それらが真実だったと知って再び驚きました。

昭和ってこんなにぶっ飛んだ時代だった?凄すぎる(苦笑)

 

これがテレビ放送されていたとか?

不適切にも程がありますよ~~~w

 

試合のネーミングが「髪切りデスマッチ」とかなんやねん?

思わず大阪弁になってしまいました。

試合が大阪城ホールだったようなのでwww

 

当時ダンプ松本が日本中から嫌われていたといっても

私のように女子プロレスに1ミリも興味のない人間からすれば

そんなにバッシングされていた記憶はないんですよね。

 

バラエティ番組でも暴れていましたが全てが演出で

カメラが周っていないところでは

きっと普通の人なんだろうと思っていました。

 

ダンプ松本への嫌がらせで実家の壁が落書きだらけになっていたり

車も落書きだらけ・・・「死ね」と書かれていたり

昭和の世間もなかなか民度が低くて驚きました。

 

 

 

 

まとめ

 

 

女子プロレスに全く興味のなかった私ですが

確かに同じ時代を生きていたなと感じるドラマでもありました。

最終話を観終わった後、私のように実際の映像を漁った人も多いのでは?

 

ドラマの影響で女子プロレスファンになるかと言えば

残念ながら答えはNOですが・・・(^^;)スミマセン

 

あの嘘だらけと思っていた世界で

野蛮だと思っていた世界で、彼女たちは本気で戦っていたのだ。

そんな物語を観られたことは心底良かったと思います。

 

光ある方へ導かれていく長与千種の遠ざかる背中に

追いつきたくても追いつけない松本薫の苦しさ

その先のヒールとしての活躍を、身体を張って演じた「ゆりあんレトリィバァ」

本当に素晴らしかった!

 

そしてプロレスラーを演じた全てのキャスト陣に拍手を送りたいです。

観る価値、ありありのあり!!!

 

 

 

 

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