映画【TANG タング】を観ました。
るみです、こんにちは。
ロボットが登場する映画は数あれど
見ていてしんどくなるくらい母性本能をくすぐられたのは初めてかも知れません。
こんな可愛いロボット見た事無い!!!
今日は映画「TANG タング」と言うよりも
ロボット「TANG タング」について語りたいと思います。
映画「TANG タング」
無職でゲームばかりしている春日井健(二宮和也)は、弁護士の妻・絵美(満島ひかり)に家を追い出されてしまう。人生の迷子状態になっている健は、ある日、記憶を失った迷子のロボットと出会う。健は「タング」と名乗るそのロボットと、冒険の旅に出る。
引用:シネマトゥデイ
原作はデボラ・インストールの「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
近未来が舞台の人生再生ストーリーです。
(原作未読)
冒頭で心掴まれる(若干内容に触れています)
ここからは決定的なネタバレはありませんが
少々内容に触れていますので
一切知りたくないんだよって方は回れ右!!!
庭に転がっていた見るからにポンコツフォルムなタングを
健(二宮和也)は速攻捨てようとしますが
解体を免れるべくタングは健のあとを追いかけます。
子どもの頃、捨て犬や捨て猫に
必死にあとを追いかけられた経験はありませんか?
私はそのたびに犬や猫を保護し
飼い主を探す、もしくは自分で飼うという事を繰り返してきた人間なので
もうこのシーンで「捨てないでくれ」っと胸が痛くなるんですよ。
放っておけない気持ちMaxになっちゃうんです。
タング登場からそう時間も経っていないのに
健を追いかけるその姿で、完全に心を掴まれてしまいました。早っwww
かっ・・・可愛い!保護してあげて~~!!!
自分の子育てを思い出す
いろいろな事に興味を示すタングの姿は
まるで幼児のようで自分の子育て期を思い出します。
「あれなに?」「これなに?」と質問攻めにあい
時にウンザリさせられたはずの大変な時期。
なのに今思い出すと愛しさしか溢れ出さないあの時期ですよ。
コーヒーをうまく運べなくてこぼしてしまう姿も
初めての飛行機ではしゃぐ姿も
その言動全てが幼児期の息子を思い出してキュンとしちゃうの。
何度でも言います。
こんな可愛いロボット見た事無いです。
宮古島で観光船に乗り、海底の魚を見ながらタングが
「赤・・青・・赤・・青・・」
お魚の色を声にだして言うシーンなんて
水族館でまるで同じことをしていた2歳くらいの時の息子の姿と重なって
涙が出そうでした(笑)
タングの可愛らしさを引き出す演出が秀逸です。
どういった行動をさせたら母性をくすぐるのか
熟知していて感心しました。
かっ・・・可愛い!タング欲しぃーーー!!!
ニノが声を入れモーションキャプチャーで動きも加えたと聞き
あの可愛い動きをニノが???さすがだ!っと思いましたが
タングの中身についてはあまりリアルに考えたくないです。
ポンコツフォルムだからこそ愛情が湧く
薄汚れていて表面にはガムテープ
胸部分を開けると何やら液体が漏れている・・・
今にも壊れてしまいそうなロボット、タング
だからこそ、愛おしくなるし
何とかしてあげて!!!って思ってしまいます。
どんなにはしゃいでいても寂し気な哀愁を感じるんですよ。
これがキンピカでスタイリッシュなフォルムだったら
私の母性本能スイッチ入らなかったと思います。
健と出会うまでのタングの軌跡は短いシーンでしたが
ひとりぼっちでトボトボ歩く姿や
高架下で野良猫と雨宿りする姿が涙を誘うのは
あのポンコツフォルムだからこそだと思いました。
タングーーー!!!ウチにおいでぇ~~~!!!
不完全なものにこそ人の心は動かされてしまうのです。
人間ドラマは割とどうでもいい
正直、タングが可愛すぎて人間ドラマパートがどうでも良くなりました。
健が人生迷子になった経緯とか
夫婦間のすれ違いと言った人間ドラマ部分は
つまらなくはないけれど目新しさのないありきたりなお話です。
そのせいで厳しめ評価となっている感想もチラホラ目にしますし
それはそれで納得もしています。
ただ、子どもも楽しめる作品という意味では
人間ドラマが複雑ではない丁度良い薄さでは?と感じています。
深く掘り下げる事を、私はこの作品には望まないですね。
観ている側にとってタングの行く末の方が余程気になるという展開は
個人的には正解だと思いました。
小学生の子どもとその親とで一緒に楽しんで欲しいですし
もしくは私のように母性を持て余している女性におススメしたいです。
タングを可愛いと思えなかったら、ただただ観るのが苦痛になるかも知れません。
まとめ
観終わったあとで心がポッと暖かくなる作品ですし
私は画像を漁りまくって、アルバム「タング」を作ってしまいました。
鑑賞した翌日の朝、目覚めた時には
「どうしてウチにはタングがいないんだろう・・・」
っと悲しくなりました。
とっくの昔に枯れ果てた母乳が出てきそうなくらい
母性本能くすぐられて辛いです。
YouTubeの予告映像を観て泣いています。
タングを通して自分の子育て期が
どんなに素晴らしい日々だったかをひしひしと感じる事が出来ました。
近いうちに原作本も読む予定です。
タングの可愛らしさを知って欲しいです。
※めざましくんとタング